俺のじいさん

俺のひいじいさんは北海道の開拓民だった。

ある時男の子(俺のじいさん)が生まれたが、何しろほんの数軒しか家がない原野の真ん中に暮らしてるもんで、役所までは片道数日かかるのでおいそれと出生届を出しにはいけない。

そこで、別の用事で町に出るお隣さんに代わりに届けを出してくるよう頼んだ。
そのお隣さんが無学な馬鹿で、役所に行って「親と生まれた子の名前を書け」と言われたので、自分の親の名前とその子の名前を書いた。

そんなわけで、俺のじいさんはなぜか一族の中で一人だけ姓が違う。