死亡理由

二人の男が天国の門までやってきました。 

一人目の男が二人目の男に尋ねました。 
「どうやって死んだんだい?」 

二人目の男は答えました。 
「オレは凍死さ」 

「へぇ、凍死のときって、どんな風に感じるものなんだい?」 
一人目の男は知りたがりました。 

「最初はかなりひどい気分さ。体中しびれてきて辛く、でもそのうち感覚も無くなってきて、心の平穏が訪れるのさ。それからは全てがすばらしく楽しいと思えてくるんだが…、ところで君の方はどうして死んだんだ?」 

一人目の男は答えました。 
「心臓発作さ。どうも嫁が浮気をしているようで現場を押さえてやろうと、連絡も入れずに家に早く帰ったのさ。もう二階まで3段か4段飛ばして上っていって、寝室に突入したんだ。ところがその野郎は素早く逃げたようで、そこにはいなかった。 
それで今度は地下まで走って下りたんだ。そこにもその野郎はいなかった。 
なので今度は屋根裏まで急いで走って行ったんだ。だがそこでオレの心臓はもう耐えきれず、倒れてしまったんだ」 

それを聞いた二人目の男が言いました。 
「君が途中で止まって冷凍庫の中を探してさえいたら、お互いに死なずに済んだんだ」 


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