若ハゲの人生

豪快な友人には露骨にハゲとか言われ、やさしい友人には気を使って引かれまくり、
バカ女にはキモ~いとか言われ、普通の女には陰でこそこそ言われ、
ガキには、あの人禿げてると言われ、人と話してるとその人の視線が上にあがり、
家庭では、その話題がタブーとなり、TVの育毛CMとか流れると気まずい雰囲気になり、
無駄と分かっても育毛剤に金をつかう。

夏になっても、泳ぎにも行けず、冬になっても、スノボも行かず、
コンパに誘われることもなくなり、バイト先で好きな子いても、気持ち悪ーい、ありえなーいと笑わられ、
恋愛はあきらめ、結婚もあきらめ、仕事のみに生きようと就職活動をしても、
若ハゲはやっぱり敬遠される。

やっとの思いで就職しても、飲み会では、頭だけは部長級とか、年齢詐称とか、からかわれ、
キャバクラ連れて行かれて、禿げの話題で知らん女達にも笑われ、
得意先の接客では、お前は気まずくさせるから来るなと言われ、
性格が内向的になってしまってて、営業にも向かず、
結局、この仕事はお前には合わないとか言われ、
退職して、心療内科に通うようになり、抗鬱剤でさらに禿げる。

そのまま、結婚もせず、仕事もせず、引きこもり、2ちゃんをして過ごし、ある日樹海へ行く。


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