彼女の虚言癖

【1】
テレビで卓球の試合見ながら
俺「あー卓球やりたいなぁ」
彼女「へー、やってたの?」
俺「うん、高校時代にね」
彼女「強かった?」
俺「地区大会で優勝したことあるよー。」
彼女「へーーーすごいじゃん!!」

友人を誘って理科室に忍び込んだ

中学の頃、教師からの評価を良くしたかったのと、ケミカルな雰囲気が格好いいと思っていたので理科室の手伝いをよくしていた。
といってもゴム栓に穴をあけたり、ビーカーを洗ったりする程度。

でも当時の俺は、自分がだんだん子供ながら天才的な化学の知識を持つすごい奴だと勘違いし始め、ある日友人を無理やり誘って理科室に忍び込んだ。

店を訪れる最後の日

今日、ちょうど定年退職をむかえた初老の男がひとり、駅前の立ち食いそば屋で一杯のそばを食べている。
エビの天ぷらが一尾のっかった一杯500円のそばだ。
男は30年も前からほぼ毎日昼休みこの店に通っているが、一度も店員とは話したことがない。
当然、話す理由なども特にないのだが、今日男は自然に自分と同年齢であろう店主に話しかけていた。
「おやじ、今日俺退職するんだ。」
「へぇ・・・。そうかい。」
会話はそれで途切れた。
ほかに特に話題があるわけでもない。
男の退職は、今日が店を訪れる最後の日であることを表していた。
すると突然、男のどんぶりの上にエビの天ぷらがもう一尾乗せられた。
「おやじ、いいのか。」
「なーに、気にすんなって」
男は泣きながらそばをたいらげた。
些細な人の暖かみにふれただけだが涙が止まらなくなった。
男は退職してからも、この店に通おうと心に決めた。
男は財布から500円玉を取り出して、
「おやじ、お勘定」
「へい800円」

自称霊感のある彼氏

高校生の時に付き合った彼氏(当時大学生)が、自称霊感のある人だった。

付き合うまではそんな話なんて一切してなかったのに、付き合い始めてしばらくしてから
「実は俺、見えちゃうタイプなんだ」
と。

合鍵使って押入れに隠れてた

昔、ちょっとしたサプライズのつもりで合鍵使って女の家に入って押入れに隠れてた。
しばらくしたら女帰ってきて、掃除をはじめたんだけど、何やら鼻歌交じりで楽しそう。
よくよく耳を澄ませて聴いていたら、
(今日は彼氏がきますからね~)
(お掃除しましょうね~)
って自作の歌詞。

人間の姿をしたヘビ

俺には変な妄想癖があって、一時期『実は人間の姿をしたヘビ』という設定で、車を運転するときに体をいつもユラユラさせ、猫背で、さらに首から上をヘビが進むときの蛇行みたいな感じで動かしていた。